抗生物質製剤 (抗がん性)
抗腫瘍性抗生物質ともいわれる。 土壌に含まれる微生物からつくられたもので、癌細胞の細胞膜を破壊したり、DNA ・RNAの複製や合成を阻害し、癌細胞の分裂・増殖を抑える。 微生物が産生する癌細胞増殖阻止活性を持つ物質で、核酸合成阻害作用が殆ど。 抗腫瘍効果が高いと同時に、骨髄抑制などの副作用が強く現れやすい。
【種類】
アントラサイクリン系・アクチノマイシン系・アンスラキノン系・マイトマイシイン系・ブレオマイシン系・ネオカルチノスタン系
【抗生物質製剤】:アントラサイクリン系
【薬剤剤】
DNR(ダウノマイシン)、DXR(アドリアシン)、THP(テラルビシン)、EPI(ファルモルビシン)など
【抗生物質製剤の種類】
アクチノマイシンD(コスメゲン)
アクラルビシン(アクラシノン)
アムルビシン(カルセド)
イダルビシン(イダマイシン)
エピルビシン(エピルビシン塩酸塩、ファモルビシン)
ジノスタチンスチマラマー(スマンクス)
ダウノルビシン(ダウノマイシン)
ドキソルビシン(アドリアシン)
ピラルビシン(ピノルビン、テラルビシン)
ブレオマイシン(ブレオ)
ペプロマイシン(ペプレオ)
マイトマイシンC(マイトマイシン)
ミトキサントロン(ノバントロン)