微小管作用剤とは

化学療法専門サイト

プロフィール

aki

名前:AKI

職業:看護師

化学療法に関する基礎知識を当サイトでは紹介します。

Sponsored Link
Sponsored Link

微小管作用剤とは

■微小管作用剤とは

微小管の主構成物質チュブリンに結合し細胞分裂のM期を停止させアポトーシス(自滅)を起こす。 細胞分裂が行われる際、細胞の中ではDNAが複製され、複製されたDNAは、微小管によって引き寄せられ、分裂後のそれぞれの細胞に分けらる。この微小管のはたらきを阻害するのが微小管阻害剤。


※微小管とは

細胞周期の分裂期M期に現れる、チュブリンという情報を伝達する物質の集合体 であり、重合・脱重合を繰り返し、分裂する。

【種類】:ビンカアルカロイド系、タキサン系


微小管作用薬:ビンカアルカロイド系

【薬剤】:ビノレルビン(ナベルビン)

【対象】:非小細胞肺癌、乳癌

【副作用】:骨髄抑制、血管痛


微小管作用薬:タキサン系

【薬剤】:パクリタキセル(タキソール)、ドセタキセル(タキソテール)

【対象】:肺癌、胃癌、卵巣癌、膀胱癌、頭頚部癌

【副作用】:骨髄抑制、脱毛、皮膚障害

        

植物アルカロイド(トポイソメラーゼ阻害剤・微小管作用薬)代表薬剤

イリノテカン(カンプト、トポテシン)

エトポシド(ベプシド、ラステッド)

ソブゾキサン(ペラゾリン)

ドセタキセル(タキソテール)

ノギテカン(ハイカムチン)

パクリタキセル(タキソール)

ビノレルビン(ナベルビン)

ビンクリスチン(オンコビン)

ビンデシン(フィルデシン)

ビンブラスチン(エクザール)

Sponsored Link